わたしの親知らずは、曲がっている&埋まっているため、よっぽどの歯肉炎症でも起こさない限りは見て見ぬ振りをしましょう。ということで長年お茶を濁しておりました。
なりゆきで歯列矯正をすることになり、親知らずをこのまま生やしとくと歯並びキレイになってもすぐ崩れるし、通っている矯正歯科には腕利きの歯抜き士の先生(歯科口腔外科医)がいるので、うまく抜きますよ!とのことで、長年見て見ぬ振りをしていた親知らずを、齢30overにしてとうとう抜くことにしました。
抜歯の前にいろんな人に「親知らず抜くのって大変だった?痛い?」とインタビューしまくる日々。
みんな口を揃えて「抜歯跡でモノを噛むと痛いけど、抜歯自体はけっこうすぐおわるしそんなにつらくないよ」と言うもんだから、わたしもそんな程度だと思っていた。
けど。
歯医者だけでは抜ききれずになんと入院手術にまで至ってしまったわたしの体験記です。
部分麻酔で苦戦!親知らず1本目の試練
とうとう抜歯の日。
オレンジレンジなどを聞きながらむりやりテンションを上げて歯医者に行って、麻酔をして、さぁ抜きますよ。ってところまでは無事に。
しかし、生え方の悪さもさることながら、顎関節症で口が開きにくいのと、もともと口が小さいのが重なり合いに重なり合って、右下の親知らずを抜くだけで大騒ぎ。
どうにかこうにか1本抜いたところで、腕利きの歯抜き士先生が「残りは全身麻酔で抜きましょう」と提案してくれたので、抜歯合宿が決まりました。
苦痛の連続!1本目抜歯後の悲劇とは
抜くの自体もかなり大変だったけど、その後もかなり長いこと苦しむというイヤ〜な仕上がりに。
親知らずを抜くと、こういうことが起こりますよ〜という同意書に書かれていた副作用(?)ほとんどが降りかかる悲劇でした。
具体的には
- えげつないほどの顔の腫れ(輪郭が完全に変形した)
- 喉の痛み(水飲むのも激痛)
- 内出血(口元にでっっかい緑色のアザ)
- 開口障害(たまごボーロ以上の大きさのものが口に入らない)
- 頭痛
- 発熱
- 歯肉弁(歯に挟まる場所まで歯茎が伸びてモノが噛めない)
こんな感じ。特に開口障害と歯肉弁がマジで長引いて、
抜歯後10日間ほど固形物を噛めない生活が続いてほんとーーーーにつらかった!!!

3泊4日の抜歯合宿(入院)はじまる
さんざん苦しんだ右下の親知らず1本が長い時を経てやっと治り、
いよいよ残り3本をいっぺんに抜く合宿(入院)がやってきました。
3泊4日のそれなりに大掛かりな入院。
- 1日目:点滴準備
- 2日目:点滴・手術
- 3日目:療養
- 4日目:退院
という感じ。
1日目(入院初日):点滴開始と最後のごちそう
1日目の朝に抗原検査を受けて(鼻に棒つっこまれるのマジ痛い)、結果待ちの間、ラスト贅沢めし!ということで病院そばの大戸屋でチキンカツ定食を満喫する。

無事陰性をゲットし入所。
その日の夕食を最後に絶食。
2日目のお昼まで飲水だけOK。
すーーーごく空腹でつらいけど、点滴で栄養は補給できているから、低血糖フラフラとかカルシウム不足でイライラとかそういうのは無かった。
2日目:いよいよ手術!全身麻酔で親知らずを抜く
15時からの手術で、その前に着圧ソックスを履かせてもらったり、手術着に着替えたりなどの身支度を済ませ、空腹でひもじい思いをしながらHuluでドラマを見たりして過ごす。
小学生の時に網膜剥離の手術をしたときは、朝イチ手術+眠り薬のコンボで、なーんも記憶のない状態で終了していたんだけど、今回は手術室まで歩いていって、手術台に寝そべるまでは自力で行う。
こっわ〜〜〜!!
手やら足やらにいろいろ巻かれて、眠くなる点滴いれますよ〜って言われて腕をさすられたあたりから、フッと意識がなくなってゆく。
だいたい3秒くらいかな。
で、恐ろしかったのが、そのギリギリ意識のある3秒の間に先に呼吸が止まってしまい、苦しいマジ死ぬって思いながらの寝落ち。こわかった・・・。
きこえますかー?って言われて眠りから覚め、口にワセリンを塗られたりいろいろをされている状態で意識をとりもどす。
呼吸用のチューブを抜かれた直後で喉にダメージを食らっていたので、このときも息が苦しい。
酸素マスクから一生懸命呼吸をして、どうにか息苦しさから脱して、止血用のガーゼを噛んだりしているうちに、隣に到着していた病室のマイベッドにずりずり移動して、部屋まで運ばれてゆきます。
手術後3時間は酸素マスクをつけ、寝たきり。
しばらくの間は看護師さんがそばについて、血圧やらいろいろを測ったり、止血ガーゼをとりかえたりといろいろお世話してもらう。怪我や病気の手術じゃないのに、申し訳ないねぇ・・・。
手術が終わったのがだいたい17時で、20時くらいに酸素マスクを外す。
胸元に貼り付いてる心電図のいろいろや、指に装着した酸素メーターは一晩そのまま。
その日は痛みも腫れもそんなにひどくなく、念の為もらったロキソニンを飲んだけどほぼなんともない状態で就寝できました。
3日目:術後の療養と36時間ぶりの食事
消灯。全然寝れない!!
なぜか2〜3時間で起きてしまう。寝れなすぎて17巻で挫折した呪術廻戦の続きを読む。
寝たり起きたりを繰り返して朝6時に目覚める。
入院中はなんだかんだずっと6時くらいに起きてしまっていたな。

そして!朝食!36時間ぶりの食べ物!!!
キザミ食と書いてある。
オムレツや煮物が液体状になっているのに、食べるとちゃんとオムレツや煮物の味がする。ふしぎ。
それとおかゆ♡
歯が悪くない時でもおかゆ食べちゃうくらいおかゆ好き。
雑炊ではなくおかゆね。米がやわらか〜いの。もちろん完食!!
この日は、看護師さんが数時間おきに来て点滴をいろいろ取り替えたり、診察に呼ばれたり、持ち込んだパソコンで仕事をしたり、タブレットでhuluを見たり、だらだらと過ごしていました。
じわじわと顔が腫れてゆき、痛み止めに頼りたくなるほどの痛みも出てくる。
痛みのピークは直後より3日後っていうもんね。
歯医者で抜いた時と比べて何もかもがマシなので、特に焦りもせずに、おとなしくイソジンうがいなどをしてやりすごす。
入院前日の夜お風呂に入ったきり、清拭だけで過ごしてきたのに限界を感じ、点滴を替えに来た看護師さんに「頭洗いたいんですけどいいですか?」と聞いて、洗髪台を貸してもらい自分で頭を洗う。きもち〜!
身体のほうは、食事の時についてくるデッカイおしぼりを、薄めたハンドソープで濡らし全身をくまなく拭きまくることでどうにか風呂ナシでもなんとか。
点滴があるからシャワーも入れん。
4日目:退院準備と帰宅
この日もやたらと早起きをしてしまう。
8時半の朝食までイソジンうがいをしたり、荷物をまとめたり、退院の準備をしながら過ごす。
朝食前に最後の抗生剤点滴を入れて、朝ごはんを食べて、事務員さんが退院を呼びに来るまで寝て待つ(温泉旅行などでも早起きして風呂食事身支度をすませたあとチェックアウトまで二度寝をしたりして過ごすタイプ)。
退院の手続きをして家に帰ります!
長いようで短かった3泊4日。
ほとんど動かず、食事も丸一日は点滴だのみ、おまけに入院しているうちに常夏が来ていてすっかりバテバテ。
やはり開かない口をむりやりこじ開けて抜くより、全身麻酔と筋弛緩剤のおちからを借りて、バコーンと開いた口で抜くほうが歯抜き士先生もやりやすかったんだろう。
口が開かないとか、おっそろしい程の頬のデカあざも、歯肉弁が伸びてモノが噛めないなども無いので、すんなり1週間で抜糸も済ませることができました。
かかった費用は?保険金は出る?
ちなみに、3泊4日の入院・手術に掛かった費用は1割負担で3万円くらい。
医療保険の入院保障の対象だったので、4万円(1万/1日)の保険金をいただいて黒字となりました。わーい。
※抜歯手術は手術手当金の対象外なので出ませんでした
手続きは保険に加入したときに相談にのってもらったFPさんにやりかたを教えてもらい、明細書を写真に撮って送るだけのラクラク申請。
抜歯は手術手当金が出ないということも電話で教えてもらえたし、診断書を取りに行く必要もありませんよ〜ということも問い合わせていただけたので、とてもかんたん!



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