近年、環境保護の観点から紙ストローが多くのカフェチェーンで導入されてきましたが、その使い勝手や環境への効果に疑問の声も少なくありません。
そして2025年、スターバックスは紙ストローを廃止し、新素材に切り替えることを発表しました。
この動きが注目される理由や、他社の取り組みと併せて解説します。
スタバ、紙ストローを廃止する理由とは?
スターバックスが紙ストローを導入したのは2020年。プラスチックごみによる海洋汚染が問題視され、環境負荷を軽減する取り組みの一環でした。
しかし、紙ストローは「時間が経つと柔らかくなって使いづらい」「飲み心地が悪い」という利用者からの不満が相次ぎました。嚥下障害がある方にとっては、紙ストローでは上手く飲めないという実用的な課題も浮上しています。そのため、自分でプラスチックストローを持ち歩く人もいるほどです。
こうした背景から、スターバックスはより環境に配慮した素材への切り替えを決定しました。
新素材「バイオマスプラスチック製ストロー」の特徴
次にスターバックスが採用するのは、カネカ社が開発した生分解性バイオポリマー「Green Planet」です。この新素材は土壌中で微生物により分解され、廃棄物の削減に貢献します。また、従来の紙ストローに比べて飲み心地が格段に向上していることも大きな特徴です。
実際、セブン‐イレブンの「セブンカフェ」でも同じ素材のストローが使用されており、その使いやすさはすでに利用者から高評価を得ています。
スターバックスはこの新素材により、環境負荷軽減と使い心地の両立を目指しています。2025年1月23日から沖縄県内の全店舗で先行導入し、3月以降には全国の店舗へ展開する予定です。
他社の取り組み
紙ストローを巡る取り組みはスターバックスだけではありません。他の大手外食チェーンでも試行錯誤が続いています。
- マクドナルド:現在も紙ストローを採用しているが、一部店舗では ストローなしのフタ を試験導入中。
- ケンタッキーフライドチキン:2024年から順次、ストローなしの蓋を全店舗で採用予定。
- セブン‐イレブン:すでに「バイオマスプラスチック製ストロー」を採用済み。
企業が環境配慮と使いやすさの両立を目指し、さまざまな取り組みを進めていることが伺えます。
紙ストローが不評の理由は?
紙ストローは環境に優しいとされてきましたが、実際には使用感や環境効果に関して多くの課題が指摘されています。特に「柔らかくなって飲みづらい」「初めて使ったときの不快感が忘れられない」といった声は根強く、家庭でプラスチックストローを用意する人も少なくありません。
また、製造や輸送時に発生する二酸化炭素の排出量も無視できない問題です。製品そのものが環境に優しいとしても、全体のプロセスを見直す必要があるという意見が多く寄せられています。
ちなみに私も、アンチ紙ストロー派。
容器のフタがプラスチックなのに、ストローだけ紙にする意味とは???と常々感じています。
環境問題への企業努力
現在は、企業にとって環境問題に対応するための過渡期です。
スターバックスの新素材導入のように、より快適で環境負荷の少ない製品が今後も登場すると思われます。また、容器や包装材を含めた全体的なエコ対策が求められる中で、SDGsの解釈にも柔軟性が求められています。
スターバックスをはじめ、多くの企業が進めるこうした取り組みが、消費者の日常生活にもポジティブな影響を与えられると良いですよね。いち消費者として、今後の動向も見守ってゆきたいと思っています!
まとめ
スターバックスの紙ストロー廃止は、環境問題への対応と使い心地改善の両方を目指した画期的な一歩です。他社の取り組みも含め、業界全体での努力が進む中、これからの製品改良や新技術に期待したいですね。



コメント